前回、腎ぞうの働きを助ける簡単な気功を紹介させていただきました。
もう少し簡単にできる方法を知りたいとのこと
要望をいただきましたので、
今回は耳をつかった方法で腎臓に活力を持たせる方法を紹介したいと思います。
やり方はとても簡単、お風呂にはいった時で結構です。
指で耳をマッサージします。
親指と人差し指とで挟み、全体から耳たぶにかけて、特に耳だぶは下の伸ばしおろす感じで自分が気持ちよいと思う程度に繰り返してマッサージします。
イメージは耳たぶを大きくするような感じです。
中国最古の医学書「霊枢」では、腎は耳に通じるとされており、
漢方薬で腎の気を補充して、耳の症状を改善する方法もあります。
広義に西洋医学では皮膚の下は血管や筋肉ですが、
東洋医学では経絡という気の通り道もあります。
これは腎ぞうと耳が経絡で繋がっていると解釈しています。
経穴(ツボ)治療は、この経絡上の経穴をつかい治療をします。
気功でも経穴から気を流し血流を促すこともあります。また耳には複数のツボがあり、今回はツボを利用した方法となります。ポイントは耳をマッサージしながら吸った空気を腰の上あたり(腎ぞう)に送るようなイメージです。何度か繰り返すことで、ご自分のペースができると思います。宜しければ前回のやり方と合わせてお試しください。
(補足)
腎ぞうは、老廃物や塩分を「ろ過」し、尿として身体の外に出す働きは良く知られています。他にも、体温・血糖・免疫を一定に保つための各種ホルモンを作るという役割等もあります。故に、むくみ、だるさの原因になることもあります。出典:一般社団法人日本腎臓学会より