夕方から深夜にかけて、下肢を中心として、「ムズムズする」「痛がゆい」「じっとしていると非常に不快」といった異常な感覚が出現してくる。足を動かすとこの異常感覚はすぐに消えるのですが、じっとしていると再び出現する。「レストレスレッグス症候群」これまでは、ムズムズ脚症候群と呼ばれていました。
出典:厚生労働省 e-ヘルスネット
この症状があると睡眠を妨げられ熟睡することができない事が多く、
症状が継続することで正常な生活が成り立たなくなる心配があります。
原因は、脳内の神経伝達物質”ドパミン”の機能障害、鉄分不足、遺伝的問題などが言われていますが、
詳細な解明がされていない病気です。
奈良県医師会では、ドパミンが作動する経路に「何らかの障害」が生じると情報が出されており、治療は、鉄分の不足を補う事やアルコールやカフェインを避ける等をうたっています。
私共も、この「何らかの障害」と言うアプローチをしています。
出典:(一社)奈良県医師会
気功を用いた治療の考え方は、
治る手助けになる物資的な条件が揃ったとしても
それを働かせるエネルギーが滞っていたりすれば、結果的に効果が薄くなる、と言う考え方が基になります。
気功を用いた治療の考え方は、治るための物資的な条件が揃ったとしても、
それを働かせるエネルギーが不足していれば効果が薄いという観点になります。
具体的には、ツボ(経穴)と足裏の反射区を併用し、直接「気」を通わせ気功マッサージの施術を行っています。
アプローチする主なツボは、
<脚>
大衝(たいしょう)、大渓(たいけい)、他
<お腹>
天枢(てんすう)、気海(きかい)、他
<頭・首>
百会(ひゃくえ)、天柱(てんちゅう)
反射区は、脳下垂体から始め、身体の状態に合わせた箇所へ施術を行います。
経穴と反社区を合わせて施術時間はおおよそ1時間です。
帰宅後は水分補給を多めにとっていただき、合わせてご自宅にてご本人が簡単にできる事をお伝えさせていただきます。
個人差はありますが、この施術を2~3回おこなうことで症状は改善されます。
身体の不調は本当に辛いモノですし。怪我のようなものであれば時間が解決してくれる場合も多いですが、原因が不明の「足のムズムズ」は症状が治まる見込みが薄く、その間の大切な睡眠を妨げる大きな要因です。ご相談が多い症状です。
よろしければ記事をご参考にしていただき、良い睡眠の一助にお役に立てば幸いです。