しっかり寝ることは翌日の元気に繋がる。
でも、なにかと忙しくて睡眠時間を削ることがあります。
私共の気功院は横浜市桜木町にありますが、
なんとこの神奈川県は全国で3番目に睡眠時間が短く平均7時間33分だそうです。
(全国平均は7時間40分)
(世界、33か国の平均は、8時間27分)
根本的には生活リズムの改善なのかもしれません。
適度な運動、飲食や入浴のタイミング、照明器具の種類、寝具
このような効率の良い睡眠のための環境作りにくわえて、
就寝の際の部屋の明るさや日中の行動にも気を配る必要があります。
近代の電気テクノロジーの発展は夜を明るくしてくれました。
人類誕生から数百万年19世紀後半に電球が発明されるまでの数百万年間
自然界の夜はほぼ暗闇でした。
アンチエイジングで有名な睡眠ホルモンのメラトニンは、
部屋は暗いほど分泌するとされています。
つまり明るいとホルモンの分泌を妨げます。
このメラトニンは日中分泌されるセロトニンを必要としています。
セロトニンは太陽光を浴びたり運動によって分泌するとされています。
数百万年前から続いている眠の良し悪しを左右するホルモン、メラトニン・セロトニン
このことに意識することで、根本的な睡眠の質の改善に繋がるかもしれません。
朝起きた時に陽の光を浴びる・休憩時間に散歩する。
就寝時は可能な限り真っ暗にする。
確かに古代であっても月明りはありましたが、満月でも0.3ルクス程度だそうです。
もし就寝時は部屋を暗くするのが不安であれば、調光式のスタンドや向きをかえて間接照明にするなど工夫することができます。夜勤などのお仕事では難しいときは日中勤務の際や非番のタイミングでリズムをかえる一助にもなると思います。
出典:総務省統計局・外務省 経済協力開発機構
:神奈川県統計センター
参考:厚労省e-ヘルスネット