夜の咳

咳で眠れない時は、キッチンにあるコレが効く!

布団に入って身体があたたまってくると咳が出始め、夜眠ることができないという経験はありませんか?
咳で寝不足になり、さらに体力も落ちてなかなか治らない負のスパイラル。
大人でも辛い夜の咳ですが、お子様がぐっすり眠れないのをみているのは辛いですね。

息子は赤ちゃんの頃から気管支系が弱く、1歳の頃に「クループ症候群」と診断され、咳がで始めると寝ないで看病するということが何度かありました。
呼吸の状態や顔色などを注意して観察して、咳が酷くなり始めるとあわててバスルームに行き、熱いシャワーを出しっぱなしにしたまましばらく抱っこして、咳が治まるとまたベットに戻るということを繰り返して過ごしました。

「クループ」とは、多くは6か月〜4歳、とくに1〜2歳ぐらいの子どもににみられ、”犬の吠えるような”と例えられる特徴的な咳がみられるものです。のどが腫れて気道が狭くなる事で、急に呼吸が苦しくなる事もあり、放置しておくと呼吸ができなくなることもあるという、ちょっと怖い症状です。
ですので、この時期は親も神経質になるし、本当に大変でした。

安全で即効性抜群な「タマネギ」

私も咳が出ると悪化する傾向にあり、咳止めを飲み続けて仕事をしていた時期もありましたが、咳止めは長く服用したくないもの。
その経験から幼児にはできるだけ薬ではなく、安全で効果の出るものはないかと調べていたところ、「タマネギ」に辿り着きました。
そして、見事にこれがもっとも即効性があり、以来我が家では「咳=タマネギ」となりました。

タマネギに含まれる成分と性質

タマネギには、特有の辛みや香り成分であるアリシンが含まれています。アリシンは硫化アリルの一種で、にんにくやねぎなど香りの強い野菜に含まれている香気成分です。
アリシンは体内で胃の消化液の分泌を活発にし、食欲を増進させたり、ビタミンB₁の吸収を高めたりするなどの働きをしています。

タマネギを切ると細胞が壊れ、香り成分『アリシン』が発生します。この刺激のある香りには、血管拡張・血流アップの効果があり、抵抗力も高めてくれると考えられています。
そうです、このタマネギを切った時に出るアリシン寝ている間の止まらない咳にとても効くのです。

玉ねぎの切り方、置く場所

アリシンを効率的に出すために、タマネギを切るときは繊維を断ち切るように、薄く切ると良いです。
我が家では、1回に半分くらいスライスし、タッパなど少し面積の広い器に入れて枕元におきます。
タマネギ成分のアリシンが呼吸器から入るように、できるだけ顔に近い場所におきます。
タマネギを広げて置くのは、タマネギの繊維から成分が発散しやすいようにするためです。

マイナス点

スライスしたタマネギはかなり強烈な匂いがします。寝室がタマネギの匂いで充満します。
でも、この匂いが咳に効くので我慢して一晩過ごしてみてください。慣れると「タマネギの匂い=(咳の時に)よく眠れる睡眠薬代わり」に。
朝部屋の空気の入れ替えをすれば、匂いが衣類につくこともないようです。

その他のタマネギの効果

労回復効果のある成分『硫化アリル』には、疲労回復に必要なビタミンB1の吸収を助ける効果があり、殺菌効果が高いため体内侵入した病原菌も退治してくれるともいわれているようです。

そのため「疲れている」「風邪気味かも」と感じた時は積極的にタマネギを食べてみるのも良いですね。

これは重度のアレルギー性鼻炎をもっている息子の様子からですが、夜アレルギー症状が強くなって鼻がつまるときまってタマネギスライスを枕元に置きたがります。アレルギー性鼻炎にも効果があるのでしょうか。わりとよく眠れているように感じます。

以上、咳で眠れないときの自然な健康法でした。
咳で眠れないようでしたら、ぜひ試してみてください。
この記事がお役に立てれば嬉です。

夜の咳
最新情報をチェックしよう!