自己実現を創造する色々なメソッドやアプローチがあります。
違いはあってもフロイトやユングが提唱した潜在意識
仏教で言う阿頼耶識に共通点があると考えています。
ツールや条件はことなってもここでのポイントはシンプルです。
まずは「強く思う」これだけです。
但し、いわゆる奥義には、しきたりとなる作法があるもの
動きや形を真似ること(また、真似る工程)で力が働き作用する。
「強く思う」と言う事が実現する(し易い)と考えられています。
自動車のエンジンに例えるなら
「強く思う」=「ガソリンを入れる」
「作法」=「ガソリンを点火させる」
するとエンジンが起動します。
かなりざっくりとした例ですが、
つまり、
「思い」が実現しない、実現が浅い、結果がイメージと違う、などなどは
ガソリンを何度もいれているのにシッカリと「ガソリンに点火されず」エンジンは途中エンストを起こしている様子です。
この「ガソリンを点火させる」を上手く実現させる方法は
私共の気功院でもよく話題になるテーマですが、ここでは気功を利用した方法で
「強く思う」これに言及しお伝えしたいと思います。
多くの場合が「強く思う(思っている)」事に自信や勇気を持つことができていません。
過去の経験や今持っている悩みや問題が邪魔をして、
・思ったつもりになっている。
・思っているけど心のどこかで実は違うと思っている。
このような「思い」で自己実現を起動しようとしてしまいます。
これを防ぐ為に「強く思う」以前に気功で心を整理することで、
実現するイメージが形作られ本来の「強い思い」とすることができると考えています。
では、
・座禅やソファーや椅子に座るなり、リラックスできる形で目を閉じてください。
・気持ちが落ち着いたら胸の前で手を合わせてください。
・そして自分の手のひらの温かさを感じてください。
・脈打つのを感じる方もいるでしょう。問題ありません、そのまま受け入れてください。
・呼吸は浅くても構いません、ゆっくり繰り返してください。
・だんだんと手と手の間に気が溜まはじめます。
・何れかの息を吸ったタイミングで手のひらの中に小さな火を灯すイメージをします。
・小さな炎を呼吸と共に少しづつ手を包むくらいの大きさにします。
・炎を手から前方に移動させて焚火くらいの大きさに膨らませてください。
・心の空間にある焚火からでる炎を観察します。
・そして心が望まないことの大小をその炎へ投げ込んでください。
・必要と感じるまで繰り返します。
投げ込まれたモノは色々な燃え方をして天へ上昇しうすい靄のように、
また顕在意識として忘れることはできないものは灰として残るモノもあるでしょう。
いづれにしてもこれまでとは異なる形に変化します。
これまでのように何処かで自身の「気」を吸い取る力はなくなり心の整理がし易くなります。
また、心を整理するだけではなく、自身を邪気から解放に向かわせ内気(ないき「うちなる気」)を安定させると考えています。
心の整理とともに気持ちを切り替えることができれば何よりです。
出典:サトリ 「著者 無能唱元」