一日の終わりに自分の身体に聞いてみよう

厚生労働省でいう高血圧の基準をざっくりといえば、いわゆる下(した)とよばれている血圧
80mmHgで上が120mmHg。ここから超えていれば高血圧となりいます。日本国民の二人に一人が高血圧と情報提供されています。
例えば貴方が思うところあって内科外来へ、もしくは健康診断のなどで血圧を計測すれば50%の確率で高血圧と診断されるわけです。

生活習慣の指導をうけ、数か月後の結果が思わしくない場合は処方がでて薬の服用が始まる場合があります。日本医師会では、その治療は降圧剤などによる治療と食事療法と言われています。

では、体重はどうでしょう。
国際標準指数のBMIの数値を基に判断をしています。
このような枠とは別に、誰しも自分のベスト体重というものを持っていて、その数値は必ずしも国際標準指数にあてはまるものではないと思います。

私は長くITやメカトロニクスの業界におりました。
機械というのは面白いもので、全く同一の部品を用いて同じ工程で1万台の機器を製造しても、出来上がった機器に同じものはまず出来ません。
ほぼ同じものは出来ますが、期待する性能を発揮させるためには必ず調整をこなうことが必要になります。
テレビなどのエレクトロニクスも同じことがいえるでしょう。組み立て終わった同じ型番のテレビを調整せずに映像を比べれば色味は異なるモノです。

私たち人間はどうなのでしょうか。
私たちの健康な状態は同じ指標、例えば血圧であって、同じ水準(数値)を満たさないと病気なのでしょうか。いつも何かと忙しい・集中することがあればあるほど少しくらいの怪我や風邪など気にも止まりません。
気功では自分が持っている元の気の状態を元気といいます。
この状態がわかっていれば自分が元気であるか、それともどこか調子が良くないかが分かりいます。
元気に過ごすためには、日頃から自分の身体に関心を持つことも大切です。

関心を持つだけで「気」を高めることも出来ます。
例えば、就寝前の少しの時間を使って横になった状態でも手軽に出来ます。
静かに深い呼吸を繰り返し、あごの力を抜いて
足の先から頭のてっぺんまで、自分の身体を感じてみる。
布団に接した背中から始めるとわかり易いとも思います。
一日、頑張ってくれた自分の身体に「元気でいてくれてありがとう」と会話をします。
自分の身体が元気であるかは自分が一番よく知っています。

出典:厚生労働省 e-ヘルスネット:公益社団法人日本医師会

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