陰陽でみた食生活バランス

  • 2022年7月9日

物事はバランスがあり、世の中にあるモノすべてにバランスあると言っていいと思います。
これは気功で言う陰陽の論理でも同じ事が言えます。

例えば、
光と影
重い軽い
熱と冷
生と死

いずれもの表裏一体の関係で双方がないと体を成さない真理とも言えるものです。
この陰陽を少し意識することによって健康面、しいては生活が変化して行きます。
例えば、生きる事に欠かせない食についてみると、
バランスの良い食事は栄養価だけではなく食物そのものに元来の陰陽の性質があり、
体質に合わせた食物を意識し取り入れることでバランスを補うという事が出来ます。

陰の性質の性質の一つは夏をイメージできる食べ物です、「トマト」「なす」「スイカ」など、
陽の食べ物では、昔からの日本の食べ物「たくわん」「うめぼし」「はまぐり」
中間に位置する食物では「豆類」「豆腐」「ごぼう、レンコン」
その他、お米や穀物はいつでも気を使うことなく食することができます。

このようなことを意識して調理されたものを薬膳と呼んでいます。
分類としては病気の予防と病気治療を目的にしたモノの大きく二つになります。
その食材はなんと約300品。詳細はJ-STAGE「中国薬膳調理のための食材分類」として論文となっていますが、

主なものでは、

陽)
牛肉・鶏肉・大型のエビ・蜂蜜・ニラ・ネギ・ニンニク・山芋・まぐろ・うなぎ・いくら

陰)
カニ・きくらげ-白・ほうれん草・松の実・冷や奴・たけのこ・イカ・わかめ・そば

中間)
ごはん・小麦・大根・キャベツ・白菜・納豆・煮豆

また、味覚について少し触れさせていただきます。
特に流行り病を意識し、「肺」に関係した味を記載します。
それは「辛味」になります。
代表的なモノは唐辛子や生姜・ニンニク。陰陽で整理すると

「陽」:生のニンニク・ニラ・ネギ・生姜・コショウ・唐辛子
「陰」:どくだみ、などが適度に必要です。

逆に避けた方が良い味は苦みになります。
ヨモギやゴボウ・はぶ茶・おおばこ・らっきょ です。
(これは大腸も同様になります)
季節の食材や鮮度を意識し、上手に取り入れる事で未病の状態であれば少しずつ元の体調になると言われているモノです。

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